妊活というと「女性は自分事として捉え、男性はやや他人事」というケースが多くないですか?

不妊治療の現場を見ていると、女性は一生懸命な方が多く、男性はどちらかというと女性より腰が引けている人が多い。

男性不妊クリニックにいやいや妻に連れられて通院している旦那さんもよく見かけた。(最近はその傾向も徐々に減ってきているとは聞いているが)

これを見て、最初は性別による特性なのかなと考えていた。しかし、それは段々違うかもしれないと思うようになってきた。

もう25年以上、妊活の現場を見てきて思うのは、日本の教育現場において、生殖医療や周産期医療、育児についてのプログラムが全然足らない(ほとんどない)ということ。そして、特に男性は生理もないので、何も教育プログラムがなければ、自分事として捉えられないという面もある。

今はVRとかも進んできたので、男性に女性の経験することを疑似体験してもらったりすると理解も一気に進むように思う。

妊活や生殖医療の知識も若者がAVやアダルトの情報に先に触れてしまうのを避け、学問として早い段階に学べるようにしてあげるべきではないかと思う。それこそ、この部分は教師が教えるのではなく、医師や看護師などの医療関係者と協力して教えてもらえばいいのではないかと思う。

妊活大学では多くの医療専門職の先生方が講義をしてくれるので、学校の保健体育などの教育担当者がここで学んでくれたら学校教育も大きく変わるかもしれないなと思ったりしている。

もうそろそろ生殖医療を恥ずかしいとか、破廉恥とかいうのはよして、大事な未来を創るための学問として捉えてほしいと思うのは私だけであろうか。

編集長@池上文尋

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