医療機関と患者さんが対立構造になる危険性

最近、SNSなどを見ていても自称コメンテーターみたいな人が増えており、起きた事象に対して、独自の正義感を持ってネットで裁くようなケースを見ることが増えてきた。

患者さん側も医療機関を敵とみなすようなコメントをする人もちらほらと見える。そのコメントを読むと結構、誤解と偏見と思い込みで書いているなというケースがある。

「医療機関は悪だ!」とキャンペーンを張る人も出てきている。

私の場合、患者さん側の情報発信も行っているし、医療現場の最前線も良く知っているので、それは間違っているけどなあという書き込みや評価も多い。

医療機関側としては悪い評判を書き込まれても自分達で消すことは出来ないので、逆に打たれるままの滅多打ちになっているケースも多い。

医療機関と患者さんの対立構造を煽ると得する人達もいることはご存知でしょうか?
世の中にはそうやって2極化させて対立させてほくそ笑んでいる人がいる。不妊治療でもそうだし、他の分野でも対立構造になっているのを見たら、対立関係にしたい人や企業がいることを思い出してほしいと思う。

ちなみに医療機関ではあまりよろしくない施設もあるのは事実だし、それについては追及されうるものだと思う。逆に患者さん側で問題ある人もある一定の割合でいる。要するに100:0ではないということ。

ちなみに我々があまりお勧めでない医療機関でも実際に妊娠する人もいるし、それなりに実績も上げているケースもある(なぜお勧めできないかは懇親会とかでお話しできればと)

人によって相性やめぐりあわせのある世界でもあると思う。

だから、この大学の受講生はなぜ我々がこのように考えるのか、何が問題なのかをリアルタイムで理解できることが出来るのは大きな利点だと思う。特にこれからや現在治療にしているものやそのサポーターには正しい判断力を身につけてもらうことになる。

いい医療機関、悪い医療機関についてはまた別機会にしっかりと話す機会を作れたらなと思っている。

編集長@池上文尋

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